家庭菜園の冬

家庭菜園の冬

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 夏の間がんばってくれた家庭菜園、さて、冬になったらどうしようと考えている人も多いはずです。冬には冬の野菜があり、プロ達は美味しい野菜を同じ畑で見事に作りますが、私たちは土を休めてあげることを考えた方がいいかもしれません。

 同じ野菜を作るにしても、家庭菜園とプロの畑とでは、環境やかけられる手間など、様々な点で違いがあるからですね。

 土を休める、といっても、ただ単にそのままにしておくというのも休める方法の一つですが、プランター位のレベルの土であれば、日光に当てて消毒してやることも有効です。

 冬にできることとしてあげられることに、腐葉土作りがあります。秋に落ちてくる落ち葉を集めておき、一箇所にまとめておいて、冬の間に腐葉土にしてみるのも面白いかもしれないですね。ただし、少し場所を取りますので、環境が許せばということになります。

 腐葉土の作り方は、まず、一箇所に集めた落ち葉にヨーグルトをぬるま湯で溶いてかけ、シートで覆います。時々かき混ぜながら様子をうかがい、乾燥しているようだったら同じ物をかけて湿らせてあげます。

 ヨーグルトが身近にない、あまり食べないという場合は、納豆やお米のとぎ汁などでも作ることができます。

 少し時間がかかりますが、数ヵ月で自家製の腐葉土が出来上がります。

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 腐葉土はホームセンターなどで簡単に手に入りますので、こんな手間をかけてまで、という方もいらっしゃるかもしれませんが、これもまた、家庭菜園の面白さのひとつなんですね。

 また、冬にも何か挑戦してみたいという方は、まず考えることは、寒さに強い品種を選ぶことです。お住まいの地域にもよりますが、コマツナやホウレンソウの寒さに強い品種であれば、関東以南で一年中植え付けが可能です。

 また、アスパラガスであれば、かなり寒さにも強いのですが、こちらは根が1-2メートルまで成長しますので、地植えの方であれば検討してみてもいいかもしれません。ただし、種から作り始めると収穫まで2-3年かかります。苗から栽培する方が、家庭菜園向けと言えます。

 家庭菜園の冬は、基本的には土を休めて、次の栽培に備えることです。考え方の基本は土壌改良で、これは肥料を与えるよりも大切なことです。土の中の有機質や微生物の量が多くなることによって、病害虫に強い作物ができるようになりますし、良い土は肥料も少なくて済みますし、当然ですが、美味しい野菜が収穫できるようになるのですね。


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