化学肥料
化学肥料とは、科学的に合成された無機肥料の事を言います。
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化学肥料で肥料の3要素の1つしか含まないものを単肥(有機、無機に関係なく、1種類の肥料という意味で単肥と言う事もあります)と言います。
また単肥を混合して、肥料の3要素のうち2種類以上を含むようにしたものを複合肥料と言います。
そして複数の単肥に科学的操作を加え、肥料の3要素のうち2種類以上を含むようにしたものを化成肥料と呼びます。
化成肥料のうち、窒素、リン酸、カリの3要素の合計が30%以上のものを高度化成と呼び、それ以外のものを程度(普通)化成肥料と呼びます。
化学肥料には液体と固体がありますが、固体の化学肥料には、粒状のものと粉状のものがあります。
だいたいが粒状が多いようですね。
また、化学肥料の多くは即効性のものですが、比較的水に溶けにくい陽性の肥料や、周囲を樹脂などでコーティングして溶けにくくした被覆肥料など、緩効性の肥料もあります。
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化学肥料は含まれる成分の計算がしやすく、養分が均質のため、蒔きやすいというメリットがあります。
液体肥料の場合ですと、即効性が特に強く、すぐに養分を必要としている場合にとても効果的に働いてくれます。
しかし、その分肥料がすぐ流れてしまうため、繰り返し肥料をまくか緩効性の肥料を同時に施してやると良いでしょう。
化学肥料は扱いやすく、含まれる成分の濃度も有機質肥料に比べて高い事から、肥料の与えすぎに注意が必要となります。
良かれと思って肥料を与えすぎると、過剰になった成分の種類によって特徴的な過剰障害が発生する事もあるのです。
また、場合によっては肥料焼けを起こすこともあるのです。
土に不足している成分をしっかり把握して、ほどほどの肥料を与える事で良い植物が育つでしょう。
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